何でこうなった。
「ツナチャンクッキー食べるー?」
「ツナはクッキーよりケーキ派だぜ」
敵の筈の全身白いマシマロ教の教祖様と
三十路超えてもキラキラ王子様な兄弟子が
雁首揃えて青空の下でお茶会。
目の保養には………なるなこれ。眼福眼福。ありがたや。
とりあえず拝んどこ。
「何拝んでんだよ、とりあえずこっち来いってツナ」
「自分の膝に乗せようとしないでよね、ツナチャンは僕の膝の上」
「いやいや俺だろ。つかかーわいいなー。キスしていい?」
「何言ってんのダメ男の分際で。あ、僕もするからネー」
両頬に生温かい感触がした。
この状況で10年後の俺は何してたんだろう。
この状況って何だろう。何がどうなってんの。
というか、何で俺、男にキスされなきゃいけないの。
平凡貫くっていう決意、何処行った。
「ほら、ショートケーキ好きだろ」
「ここのチーズケーキ美味しんだヨー」
所詮、はい、あーん?な状況。
京子ちゃんだったらもう嬉しくて仕方ない状況だけれども
差し出すのは年齢不詳の白髪野郎といい年したおっさん。
あ、なんか泣けてきた。
「ツナ泣いてんのか?!…そっかこの白髪野郎が怖かったんだよな?そうだよなぁ?」
貴方も十分怖いですよディーノさん
「この種馬がいやらしい眼でじろじろ見てたから怖かったんでショ?!可哀想に!」
ていうかお前敵だよね?違うの?
そんな2人をバックにいきなり目の前で爆発が起こった。
よくわからないけどダイナマイトじゃなさそうだ。仕込み火薬…でもないし。
目の前を飛び交う鞭やら匣やらに思考が追い付かない。
これもしかしてあれか、スーパーヒーロータイムってやつ。
巨大ロボとかロードローラーが無駄無駄無駄ァ!って
……こうなったらお星様にお願いでも何でもしてやるよ痛々しい子だって言わないで!
「……帰りたいなー」
まぁ、無情にも空は雲ひとつない青空だったわけだけれども。
描いた夢は叶わずに儚い星になりました
word :: ロメア * 発展途上あいうえお題