(眠れる森)



ペルソナが、剥がれた。



笑顔の裏側。
ただ、独占欲とか、只汚いものばかり持った、感情が。
積もりに積もって、爆発した。



見えたのは優しく笑うツナ。
組み敷いた、白い肢体に散らばる、赤い痕。
(そんな顔で笑うな)(歪んだ俺を殴ればいい、罵ればいい)
ぐちゃぐちゃになった俺の中をなんでお前はこんなに掻き回す?
(おかげで痛くて痛くて堪らないんだ)



















真赤に腫れてしまった瞼。
茶金の髪を撫でれば、ころり寝返りを打った。
俺は只、どこかに行かないように、腕の中に閉じ込める。
(ペルソナの剥がれた俺なんて、所詮独占欲の塊)


「つな」
「つなつな」
「つなつなつなつなつな」


呟けば、ゆっくりと瞼が落ちていく。
段々暗くなる視界で、小さな背中が遠くなっていった。








(真白なカーペットの上を、君の 白 で、汚した。)
眠れる森 / Plastic Tree