(映画を見に行こう。)


休日。
家から追い出された綱吉。
珍しく部活がない山本と、これまた珍しく綱吉の肩に乗ったりボーンと
とりあえず当て所なくてくてくと歩いていた。


「おいツナ、このまま散歩ッつーのもつまんねぇぞ」
「じゃどこ行くんだ?」
「あ、映画見に行きたい」
「ん?映画?」
「うん、だって結局あんまり遊びにいけなかったし、結構面白そうな映画多いじゃん」
「ツナ、映画の前に修行しろ」
「えー、たまには遊びに行きたいんだよ!」
「…しょーがねーな」
「え?!まじでいいの?!リボーン大好き!!」
「当然だぞ。俺はツナの事を一番に考えてるんだからな」
「んで、何見に行くんだ?」
「んーホラーが見たいんだけどなー」
「あー、地下墓地のやつ?」
「お前の事だからアニメかと思ったぞ」
「エヴァでもいいんだけど気分的にー。エクスマキナはやだ」
「CGありえねぇとか30分くらい言ってたな、お前」
「だってアレはありえないってPSPとかの方がどんだけ綺麗なんだよ!」
「あれは?」


気がつけば、映画館の前。
山本の指差した先は、某合体アニメ。


「…アレさ、この前獄寺君に…」
「あの駄犬が?」
「あははー、またアイツなんか仕出かしたのかよ」
「何かよくわかんない知識仕入れたらしくて……執拗に合体を迫って来るんだ…!!」
「………どうしようもねぇな。やっぱイタリアに強制帰還させるべきか?」
「大丈夫だぜツナ、俺は合意の上で合体するからな☆」
「いやそういう意味じゃなくてね山本」
「あ、じゅーうーだーいーめーvvvv」
「い、いやぁぁぁぁぁ!なんでいるの!!!!」
「全ては貴方への愛です!!さぁさっそく俺と合体を!」


柱の影から登場。
これぞ噂をすれば、何とやら。
とりあえず物凄い勢いでこちらに向かってくる。
急いで逃げようとした綱吉の襟を物凄い力で引き戻したのは家庭教師様。


「何すんだよリボーン!!早く逃げないと」
「ツナ、こっちには何人いると思ってんだ?」
「え、さんにん……まさか」
「合体すりゃいいじゃねぇか☆」
「いや、アクエリオンないし」
「大丈夫だぜツナ!俺太陽の翼持ってッから!」
「いけしゃぁしゃぁと嘘つかないでよ山本!」
「な、合体だとぉ?!俺との合体はどうするおつもりですか!」
「も、うるっせぇよ大体お前が元凶なんだよ!」
「そうと決まれば合体だな」
「ちょ、待て!!お願いだから待って!!」
「んー前世でのツナも可愛かったけど今のツナもかわいいのなー」
「だから山本前世の記憶なんてあるわけないって!なに捏造してんの!」
「野球バカが持ってるわけねぇだろ、俺が太陽の翼の持ち主だからな!」
「キミはもう帰れ!祖国に帰れ!!もう戻ってこなくていいから!」
「よし、山本合体だぞ」
「よっしゃ!創聖合体!!」
「もうやめてーーー!!!!」








映画館の立ち入り禁止になりました。









(アクエリオンが見に行きたい。ただそれだけ。)