彼は
狂っていた。
革張りのソファの上で自分の上司が子供の足を舐める姿なんて誰が想像したか。
あの真白な人は誰にも頭を垂れず王と成るべくして此処まで来たのに。
そろそろこの時代の彼を殺したときと同じ惨状になっているだろうと思い彼の執務室に来た筈だ、自分は。
ノックをしても返事の無い事に首を傾げ、失礼を覚悟で室内に足を踏み入れた。
嗚呼、入らなければよかった、あの人のこんな姿を見るぐらいなら。
まだ幼さが残る10年前のボンゴレ]代目の前に跪く真白な男を茫然と見つめる。
「ツナチャン、」
「白蘭は、可愛いなぁ」
その声に上司は嬉しそうに顔を明るくさせ、這い蹲って親指の爪に口付をする。
真白な髪をすいと掬い上げて陶然と微笑む顔にぞくりと背筋が凍った。
(何だ、此の生き物は。)
あの真白な人は誰にも頭を垂れず王と成るべくして此処まで来たのに。
そろそろこの時代の彼を殺したときと同じ惨状になっているだろうと思い彼の執務室に来た筈だ、自分は。
ノックをしても返事の無い事に首を傾げ、失礼を覚悟で室内に足を踏み入れた。
嗚呼、入らなければよかった、あの人のこんな姿を見るぐらいなら。
まだ幼さが残る10年前のボンゴレ]代目の前に跪く真白な男を茫然と見つめる。
「ツナチャン、」
「白蘭は、可愛いなぁ」
その声に上司は嬉しそうに顔を明るくさせ、這い蹲って親指の爪に口付をする。
真白な髪をすいと掬い上げて陶然と微笑む顔にぞくりと背筋が凍った。
(何だ、此の生き物は。)