トイレット
ペーパーが
ない。

「あ」  
 

またやられた。
大体何故自分がトイレに入る時にだけ、こう、微妙に陰湿な嫌がらせをするのだろうか。  
まぁ理由はなんとなくわかってはいるが。
(イジメ、ダメ、絶対と描かれたポスターが某ロリコン眼鏡の部屋に貼ってあった。誰が貼ったのかは知りたくもない。)  
はぁ、溜息を一つ吐いて、思考する。  
(こう毎回やられると耐性が付いてきた。きっとその賜物だろう、これは)  
 

今日は誰だ。
ましまろ野郎(本命)か
腹痛眼鏡か
玉突き兄貴か  
年齢不詳ポーカーフェイス少女(ダークホース)か  
此処に捕まっているらしいクフフパイナポー(大穴)か
 
とりあえず誰だろうと  
 

「ツナヨシはウチのもんだからな」
 
 
ガチャン、

 
持参したトイレットペーパーをホルダーにセットした。

 
 
(チィッ、と誰かの舌打ちが聞こえた気がするが気のせいだろう)